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  • ニキビが劇的によくなる

    「ニキビ 治らない」のワードでこのブログにアクセスしてくれる人が毎日一定数いる。
    たぶんこれ。

    この記事を書いてから思い切って皮膚科に行ったら、嘘みたいに肌がよくなりはじめてる。
    皮膚科恐怖症を克服できてよかった。

    ***

    そもそも皮膚科恐怖症になった訳をまず書いとく。
    わたしが皮膚科ですごい目にあって、もう絶対にいくもんかという強い決意を固めたのはおよそ10年前。
    当時、皮膚科のクリニック(診療所?)は近くに1件しかなかった。近くといっても家から車を40分ほど走らせないといけないんだけど。皮膚科といえばその小さな皮膚科クリニック1択で、わたしの周りの人もアトピーや腫れ物ができたらみんなその皮膚科に通ってるという感じ。

    わたしは当時、思春期特有のニキビが顔中にできて、とても苦しんでいた。肌が汚いと自分の容姿すべてに自信が一切合切なくなる。藁にもすがるような気持ちでわたしも周りの人と同じように、その皮膚科の門を叩いた。
    そこでニキビを全部潰された。先生の指示で、看護師さん2人に押さえられながら変な器具で顔中のニキビをぷちぷちぶちぶち潰されていった。小さいのも大きいのも白ニキビも赤ニキビもたぶん全部。


    http://unoa.skr.jp/osaka/nikibikigu.jpg

    看護師さんが、これはやりがいがあるわあ〜とつぶやいたのをわたしは忘れない。
    痛すぎてゔぁ〜だかぐおぉ〜〜だか唸ったに涙もぼろぼろこぼれた。
    本当にこんな療法で治んのか!?という疑念と怒りがわいたけど、もうあとのまつりだし、なんとか最後まで耐えようとした、けど、わたしは途中でバンッと立ち上がって「もうムリですー!!」とかいいながら逃げた気がする。待合室にいる祖母の元にいこうとしたら、その場にいたじいさんばあさんの視線が一気に集中した(後から祖母にきいたらどうやらわたしの顔中が血だらけだったらしい)。

    看護師さんにとっ捕まえられて、なんかの薬ぬられてガーゼを顔中に貼られて戻った。そこでもやっぱり視線がいたいし「まあ〜(ひそひそ)」という声もきこえたから、手鏡を使って初めて自分の顔を見てみると、血に染まったガーゼだらけの顔があった。怖くてもうガーゼはめくれなかった。
    ヤブ医者くそがーーー、みたいなことを思ったんだかなんなんだか忘れたけど、とにかくそのとき、わたしはニキビで皮膚科に行くことを一生やめようなと将来のわたしと約束した。

    ***
    しかしながらわたしは先日、10年前の自分との固い約束を破って、のこのこと皮膚科へ赴いた。
    もちろん皮膚科に対する恐怖と抵抗感はかなりのものだったけど、今の肌状態もおおいにつらいものだったし、この状況の打開策はプ◯アクティブか皮膚科の2択だったし、なにせここはあのトーキョーだし、あそこのど田舎ヤブ医者皮膚科とは違う皮膚科があるだろうし、そもそもあれは10年前だし、医学も軒並み進歩してるなら皮膚科もニキビをつぶすという原始的な治療法のままじゃないはずだろうし、ってかそうじゃないと困るし怖いし…と、ブツブツ自分に言い聞かせながら、なんとか行ってきた。どこの皮膚科にいけばいいのか悩んでいっぱい調べたけどよく分からなかったから、恋人の会社の人からおすすめを教えてもらったとこに行った。

    結果、よく効いた。めっちゃ効いた。

    最初の2〜3日

    もらった薬を化粧水・乳液のあとに塗り塗りする日々を続け、2〜3日後から変化が現れはじめた。肌が真っ赤になって顔全体がヒリヒリする。めっちゃ痛い。ファンデーションはもちろん、化粧水さえつけるのが苦痛。超敏感肌用の化粧水なのに。あと乾燥がひどい。つらい。
    でもトーキョーの先生が、最初はひどくなっちゃうけど必ずよくなるからねと念を押してくれたのを従順な子犬のように信じて塗り続けると、1週間後には皮膚の弾力が変わった。
    ごわごわしてた肌がもちもちに。
    これがもち肌というやつか!と興奮。でもこの時点ではまだまだニキビだらけのぶつぶつぼつぼつ顔。あごのあたりはまだまだ変化なし。炎症を起こした赤いぼこぼこだらけ。

    3〜4週間

    ニキビのない箇所の表面がつるつるに。
    ニキビのぶつぶつは依然とあるし、新しくできるものもあるけど、できるスピードがおさまりつつあることが分かった。まだあごはぼこぼこ。化粧水は前ほどではないけど、多少しみる程度。乾燥は続く。カピカピする。この辺りでホホバオイルを購入し、ぴたぴた塗りつけるようになる。

    1ヶ月半〜2ヶ月(←現在

    生理周期の関係で肌荒れがひどくなることもあるけど、平均的に肌荒れ具合が落ち着いてきた。前はできるニキビすべてが炎症系の大きなぼこぼこばかりだったのが、今ではぽこぽこな感じ。少しぷつぷつに変化しつつあるのもある。頬や小鼻の毛穴が小さくなってきた。化粧のりは皮膚科にかかる前と比べて歴然としてる。乾燥も前ほど気にならなくなりつつある。ホホバオイルのおかげか、薬に肌が慣れてきたのか。化粧水が前よりよく浸透するようになってきたからだろうか。
    ***
    先生いわく1年半〜2年続けたら、ニキビ跡やくすみも含めて全体がきれいになる、とのこと。
    !!!う、うれしい…。それを聞いた時は目がうるんだ。
    皮膚科をもう一度信じてよかった。絶望する昔のわたしに「10年後には皮膚科のニキビ治療が急進歩してるよ」とこっそり教えてあげたい。
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    肌が綺麗になると、本当に自信がもてる。化粧がたのしい。前ほど人目が気にならない。洗顔をするとき肌がもちもちして気持ちがいい、堂々と髪をアップにできる。プロアクテ◯ブのCMの使用感の人みたいな感想がどんどん出てくる。

    皮膚科に行ってない人およびあの器具でニキビつぶされている人に朗報です。ぜひ信頼できる皮膚科へGoです。もちろん僻地に住んでて近くの診療所的皮膚科1択の人は、特急や高速バスなんか使ってでも、いい皮膚科へ通った方がいいかもです。その価値ありです。
    ただまあ、皮膚科にかぎらず、病院探しはほんとうに難しい。

    最後に一言。これは個人の感想であり、効果には個人差があると思うので、薬の名前などは公表することは控えます。

    この世にニキビで絶望する人間が、少しでもいなくなりますように。