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  • 嫌がられないことに慣れていく

    「箱入り息子の恋」を観た。 そこをそういう風にもってっちゃうか?みたいな興ざめする展開が2箇所ほどあったけど、わたしにとってはおもしろい映画だった。

    理由はどう考えても、主人公が恋人にそっくりだから。逆にこの主人公を恋人と重ねて観ない方がおかしいだろうと思うほど、恋人と主人公が似てた。気持ち悪さとか、口下手なところとか。 この主人公にもっとリアリティを持たせたのが恋人かもしれない。

    30うん年間、女性と接する経験がなかった主人公が、初めて女性が自分のことを嫌がらない反応をとったとき。初めて女性に腕を掴まれたとき。初めて女性の手を握ったとき。初めてキスをしたとき。はじめて裸で抱き合ったとき。 その都度の反応に、既視感があった。

    まだ付き合う前、恋人はわたしと体のどこかが触れ合っただけで尋常じゃない汗と震え、それから激しい動揺を見せた。 30うん年間、誰とも付き合ったことがなく、それどころか女性とほとんど話したことすらない。 特に最後の2,3年は、恋人はフリーランスだったため、普段はほとんど人と会話をすることがなかったときだったから、なおさらの緊張だったのかも。

    恋人は、だんだん自分が相手の手に触れても嫌がられないという安心感を覚えてくれた。手を触れること、肩を寄せ合うこと、抱き合うこと、キスをすること。 ひとつひとつの行いごとに、恋人は泣いた。 「こんなに泣くこと、今まではなかったんだけどな」と恥ずかしそうに泣き笑う姿。 わたしは笑ったり、困ったりしながら、落ち着くのを待ってた。

    主人公はまだよく話せる方だと思った。恋人はわたしに「好き」と伝えるまでに2時間かかったからな。肌寒い10月の22〜0時、公園で2人で無言で座る。警察の方にもう遅いから帰りな!といわれて、えいっと好きですと言われてえいっと付き合いましょう!と言った。 結局、終電を逃して、2人で満喫に行った。恋人はかすかに震えてたし、緊張でか体が冷たかった。 初めて手をつないで、狭い部屋で少し眠り、始発で別れた。 帰りのメールで「今でも信じられないよ。ふわふわしてる」みたいなメールがきた。

    この映画は、昔のそういう細かな恋人の動作や表情、立ち居振る舞いを思い出させてくれた。ちょっとそういう意味で涙ぐんだ。

    あとベッドシーンが綺麗だった。

    アップリケ生活をはじめませんか

    最近、アップリケにハマっている。ワッペンともいうのか?でもアップリケのほうがアップリケのまぬけな雰囲気に合ってるので、アップリケと呼ぶ。

    アップリケにハマったのは本当にここ最近だ。

    あれはとても有能だ。今までアップリケの有能さを知らなかった期間がもったいない。

    きっかけ

    なんかかわいくて安いものないかねーと思って500円以下という条件でzozoってると、une nana cool というブランドに、アップリケというへんてこりんなものを見つける。送料無料なので試しに1枚買ってみると、なんかすげえ小さくてぺらっぺらなのが届く。

    なにこれ、かわいい、と恋人と褒め称える。

    それから、売ってるものを片っ端から買っている(といっても注文してるの含めて6つしか持ってない。大袈裟に言いたかっただけ)。

    では、アップリケの良さとは?

    それ自体が可愛い

    とにかくまぬけでゆるい。ちっちゃくてよい。どれだけまぬけなのを選ぶかが大事。

    すごく小さいのに緻密にできている。かと思えば顔のパーツが崩れているものもある。

    中には「ニャンプリケ」という名前の猫のアップリケがある。なんだこれ。買うしかないじゃないか。

    種類が豊富

    たいていが動物だけど、人が虹を掲げてる平和なものがあったり、浮遊してるお姉さんシリーズがあったり、ディズニーの白雪姫に出てくる毒りんごの魔女までいる。すごいバリエーションだ。見てるだけでたのしい。

    オリジナリティがでる

    わたしは退職してから金がないので、服はたいてい無印かUNIQLOだ。でもそれなりにこだわりがある。

    それは「無地」ということ。柄物だと、どこのメーカーかバレやすく、いかにもな感じが出るので、できる限り無地が無難。そして着心地がよく、安っちくないもの。

    そうなると、ありきたりな量産型の、無個性なものしか買わなくなる。

    そこでアップリケの出番だ。

    白シャツ、パーカー、カーディガン、靴下、腹巻き、マフラー(まだ着ないのに)など。他にもいけそう。

    まだ3つほどしか手に入れてないので、これからペタペタするつもり。

     また、恋人は金はあるが無地しか着ないので、やっぱりアップリケが必要となる。だから、この間のアップリケの注文は、恋人からのあたたかい寄付があった。

    安い

    1つ108円からある。

    凝ったものは300円くらいになるけど、それくらいは誤差の範囲だ。オリジナリティのある自分のダサかわいい衣類ができるのだったら、それくらい構わない!そして恋人からの寄付もあるので、いける。安さバンザイ。

    簡単

    たいていは、あて布でアイロンをかけたら完成。ちくちく縫う必要がない。かわいいものが簡単にできる。これは助かる。

    ちなみにビニール生地のパーカなどには、安全ピンでとめている。

    *** 

    みんなもぜひ、アップリケ生活をご享受ください。

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    無印カットソーに緑カエルです

    肌の綺麗な女性はすきですか

    わたしは肌が汚い。

    全体的に赤らんでいて、毛穴も目立ち、特に頬周りから顎にかけて(フェイスライン?)が、ぶつぶつだらけだ。

    平日は肌に負担の少ないBBクリームを薄く塗るだけだけど、出かけるときは、念入りに下地やファンデーションを塗り、おしろいをぱたぱたはたいて、できる限り肌のでこぼこが分からないようにしてる。 だけど。 やっぱり、本物の肌の綺麗な子には到底かなわない。

    透明感のあるぷるぷるな肌。 のどから手が出るほど、わたしはその肌がほしい。

    手入れはしっかりしてるつもり。 メイク落としはジェルで優しく2回ほど。ホイップ状の洗顔で〜〜なんたらかんたら〜〜のあとの保湿。 もちろん枕カバーは毎日洗ってる。

    でも、フェイスラインの荒れは変わらない。ネット情報だと、ホルモンバランスの乱れだとか。 確かにわたしは生理不順で、黄体ホルモン量が相対的に足りないらしく、婦人科にかかっている。服薬を始めたのは先月からだけど。 どれだけ手入れしても、一向に効果は出ない。 人に横顔を見られるのが恥ずかしい。 これは治るんだろうか。

    肌の悩みの始まりは、もうずっと前から。 小学生の頃から赤ら顔で、いつも「ほっぺにりんごが入ってるんちゃうの〜?」とからかわれた。 中学生の頃は、思春期であると同時に、家が荒れはじめた時期でもあったからか、相当ひどい状態だった。 今もケロイド状のニキビ跡があるけど、とにかく顔全体がニキビだらけ。朝起きたら枕元に血が付いてるほど。毎日顔のどこかのニキビから血がでてたから。 今思い出してもあれは泣きたくなる。

    炎症をおこして腫れたニキビ。顔を洗うのが痛くて痛くて。 皮膚科に行ったけど、効果がないどころか悪化するだけ。

    高校生になると、中学よりは落ち着いた。「血だらけでこぼこ」から、「ぶつぶつ赤ら顔」になる。

    大学生になり、やっと家元を離れたら、とても肌の調子がよくなった。 もちろん肌が綺麗な人からすると、まだまだざらつきはあったとしても、自分の肌人生の中で、1番綺麗だったと思う。皮膚トラブルらしきものが少なかった。

    でも、就職してから退職するまでの間に、かなりひどいことになる。 当時は生きてくのに必死すぎて、悪くなる過程をまったく覚えてないのだけど、気づいたときには顔全体が真っ赤で、でこぼこ、ぶつぶつの炎症ニキビ、吹き出物だらけ。毛穴は開きっぱなしで黒ずむ。中学生のときとはまた違ったひどさ。

    今は、退職後の状態より幾分マシになった。毛穴は閉じてきたし、フェイスライン以外はぷつぷつくらいで落ち着いてる。 ただ、フェイスラインはあまり改善はみられない。

    もちもち、つるつる、うるうる肌の人に、本当に憧れる。 どんなに高い服やアクセサリーで着飾っても、結局肌が汚いと魅力が半減する。 あと、髪の毛のツヤもかな。

    肌や髪などの美しさこそが、女性の魅力だと痛感してる。

    悲観的にならず、スキンケアとヘアケアを続けていくよ。 来週から離島へバカンスに行ってくるので、すっぴんを気にせずはしゃいでくる。 それから日焼け後のスキンケアを忘れずにするよ。 わたしゃ、がんばるよ。

    自分の市場価値を肌で感じた

    今日は面接でした。社会人アルバイトから始まって、契約社員や正社員登用もあるような、スタートアップの会社。

    まあわたしには見合わないよな、とは思ってたけど、とても素敵な会社だから、背伸びして面接受けてきた。
    でも10分でおわって、今帰り道。

    10分って…。
    えっ!?マジかよ!?えーーーー、ってなった。会社や競合研究とか自分の経歴説明とかに費やした時間も、何もかも無駄だったのー?無意味だったのー?(アナ雪風に)しかも5分待たされたから、実質5分やないかーーー!

    眼中にないってこのことだよ。全然あなたに興味ありません、という感じは結構つらいねえ。

    就活もつらかったけど、新卒の就活は大学や資格の後ろ盾があったから、まだなんとかなった。でも今は業界が全然ちがうし、所属もないし、真っ裸で挑んでるからな。

    惨めすぎるけど、これが今のわたしの社会的地位と市場価値だ。

    向き合うと、本当に滅入るから、今日は現実逃避する。

    早くパンプス脱いでコンタクトとって、横になりたい。
    渋谷きらい…。

    ごちゃごちゃなやつを整理してくる

    今日は前職の同期と会ってくる。
    今でも前の組織は苦手だけど、同期にはとても恵まれてたと思う。ほとんど新卒かそれに近い子たちばかりだからか、みんな素直で、なおかつ聡明で感じのいい雰囲気をもちあわせた優秀な子たち。

    ただ、従順すぎるところがわたしと合わなかったかもしれない。
    わたしなら不満や反感を持つような場面でも、素直に受け止めてしまう。そういった潔白なところがみんなに共通してた。

    「組織ってのはそういうとこだぜ?我慢しろよ」といってくるような穿った見方をするような子は、わたしともう1人の男の子以外はいなかった。

    わたしと似たような考えをするその男の子は、わたしと違ってちゃんとその反抗心とうまく付き合ってた。

    よく2人で飲みにいった。わたしがしんどくなったときも、休職したときも、辞めたあとも、連絡をくれた。本当にクールでナイスガイなやつだった。

    今日は同期の女の子ばかりと会ってくる。またみんなの良い子なところによって、自分のドス黒さを思い知らされて、ゼイゼイ言いながら帰ってくるかもしれない。

    でも、わたしは同期のみんなと会いたかった。
    前職に対するいやな気持ちを少しでも消化するために。前職に関わるすべてのものへ嫌悪感を持ってるので、それををちゃんと分類するために。
    悪いことばかりでなく、良いこともあった。
    悪い人ばかりでなく、良い人もいた。
    悪くみえたことでも、いろんな側面からみたら仕方なかったこともあると思う。

    そんなことを、ちゃんと知りたいなと思って、同期のみんなに声をかけた。

    今日はクールガイはいないので、わたしも思い切り潔白な子のふりして、おいしいごはんを食べてきます。

    昔の仕事の話だけじゃなくて、今のことや、今わたしがだいぶ元気にやってるところをみてもらえたらなと思う(退職するかしないかのときは、みんなに迷惑かけるほど荒れてたので)。

    それではいってきます。

    追記22:10帰りの電車内にて

    そもそも、同期みんな、わたしが思ってたほど潔白じゃなかったことが分かった。

    「思い出のマーニー」を観て〜本当に仲良くなりたい相手と本当に仲良くなるには〜

    予告編も見ず予備知識もまったくない状態で「思い出のマーニー」を観てきた。以下感想を。多少のネタバレはあるかも。

    とてもよかった

    わたしとしては「コクリコ坂から」に似てる清々しさを感じた。じんわりした鳥肌が立つシーンもあった。
    ストーリーとしては、伏線がたくさんあり展開が多少読めたので、さほど驚きはなかったんだけど、かえってそういう潔さが気持ちいい。
    ストーリー展開より、どのようにみせるか。どのように心の機微に触れさせるか。そういう意味では「マレフィセント」もだな。

    マーニーが魅力的

    マーニーがとても素敵。金色のふわふわした髪と、こっちまでがにっこりしてしまいそうになる爽やかな笑顔。
    湿地の広がる夜の海に浮かぶ船の先頭で、タイタニックの女性のポーズで立つ姿がとても綺麗だった。
    アンナとマーニーの庭でのダンスも素敵だった。最近「ボールルームへようこそ」という漫画を読んでるから尚更いいなと思ったのかも。
    アンナが描いたマーニーの絵も、とてもよかった。最後、色付けがされてて、ぐっときたな。

    おじさんおばさん夫婦が理想的!

    療養先のおじさん、おばさんがよかった。
    心配しすぎず、放任しすぎず。好きなだけ遊んでうまいもん食べてたくさん寝ろ!ガハハ!という感じ。
    ちゃんと帰る場所(ホーム)として機能しているところ。
    あんなあっけらかんとした、保護者・夫婦のもとなら、どんな落ち込んだ人でものびのび、悠々と療養できそうだと思った。
    子どもがくよくよしても、失敗しても、いじめられても、悲しいことがあっても、心配しすぎず、追求しすぎず、咎めすぎず、急かさず待ってくれて、すべてを笑って受け止めて、嫌な日もなんてことない日常をの一コマだよって自然と教えてくれるような人たち。

    ポテトチップスをばりばり頬張りながらうひゃひゃとテレビを観る肝っ玉母ちゃんと、そのとなりで、のびのびと不恰好なフクロウの彫刻を楽しそうに掘ったり、日曜大工みたいな好きなことをのびのびとやってる2人をみて育ったら、ああこの世の中もさほど悪いことばかりじゃないんだなと子どもは思えるかもしれない。

    何時までに帰ってきなさい!夜遅くに帰宅すると玄関でウロウロ待ち迎え。「何してたの!?何を考えてるの!?困ってることがあるの!?なんとか言いなさい!ちゃんとしなさい!隣のなんとかちゃんはあんなにああなのに、あなたはどうしてこうなの!すきなことばかりして暮らせるわけじゃないんだから!大人になったらつらいことがたくさんあって我慢しなきゃいけないんだから。これくらいのことでくじけてどうする!お前は弱い子だ。」
    もし自分の両親・保護者がこのおじさんおばさんだったなら…、と映画を観た人の何人かは思うかもしれない。
    この夫婦はたぶん、理想として描かれているんじゃないかとわたしは思った。

    仲良くなりたいときこそ、時間をかけて知る

    うろ覚えだけど、マーニーが確かこういう素敵なことを言ってた。
    「すごく仲良くなりたいから、あなたのことを少しずつ、ゆっくりと知っていきたいの!」
    これは本当にいいなと思った。
    この人いいな!仲良くなりたい!と思ったら、わたしは猛進して質問責めしてしまうから、かえって相手を怯えさせてうまく関係を結べなかった例がいくつもある。これは男女問わず。
    焦ってしまうんだよな。
    でも、ゆっくりと、時間をかけて、ひとつひとつ相手のことを知って、自分のことを知ってもらう。
    タイミングや縁なんかを大事にし、会わない間に相手のことを想う時間が多ければ多いほど熟成し、結果的にいい関係が築けるんだと思う。

    あの人のことをもっと知りたい!
    この感情ってすごく好き!わくわくする!
    普段何してる人なんかな。趣味はなんだろ?どんな食べ物が好きかな。どんな音楽が好きなのかな。どんな人が好きでどんな生き方をしてきたのかな!
    少しずつ、ゆっくり、知りたい。

    実は、今日はスポーツジムのヨガで、同年代くらいの子に思い切って話しかけてみた。
    とても穏やかな可愛らしい女性で、わたしの「仲良くなりたい欲」が暴走しそうになったけど、今日観たマーニーのことばを思い出したので、自分を制し、名前もきかず、また来週のヨガで会いましょうと、さっぱり別れた。

    来週がすごく楽しみになった。ゆっくりとこの気持ちをあたためながら、彼女との関係を大事に築けていけたらいいな。

    その他

    最後のエンドスクロールに、プロデューサー見習い 川上量生 という文字を見かけた時は、クスっときた。

    曲もよかった。とても雰囲気にあってた。

    普段はあまり感想を書かないようにしてる

    小説、漫画、映画などで、これはいいなと思うものをみたら、できるだけ感想やあらすじを書き残さないようにしてる。
    感想を書くと、その時感じたよさが損なわれてしまう感覚がするし、すべてのよさを書ききれなくて、もどかしくなる。
    それに、その時感じたことが、記録に残したことだけになってしまう気がして、もったいないと思ってしまう。
    でも今回、マーニーの感想を書いてるのは、新たな挑戦ってことで。今のところ、さくさく書けて、もどかしさもなくて、すっきりしてる。

    たぶんここにあらすじを書き加えたら、言い表せない気持ちやストーリーが書ききれなくて虚しくなるんだと思う。

    ストーリーもいいけど雰囲気もね

    映画は、ばーん!!どーん!うわあああ!系なものや、血の気が逆流する類のものより、じわじわと震えたつような、そんな感覚を味わえるものが好き。日常系、ほのぼの系か?といわれれば、ちょっと違う気がする。
    小説も、大どんでん返しのストーリーが読みたいわけではない(漫画は別かもな)。
    たとえば、今ぱっと思い浮かんだのが、森博嗣の「少し変わった子あります」とか「喜嶋先生の静かな世界」とか。小川洋子の「猫を抱いて象と泳ぐ」とか。

    その時の自分の心境や状況で、ストーリーや感じられるものが変わってくるような、自分次第で変えられるような、そういうストーリーのものが好き。

    猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)
    喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima (講談社文庫)
    少し変わった子あります (文春文庫)

    話し合いってほんと疲れるな

    月曜日はすべてがフリーになる日。バイトもヨガもバレーも何もない日。なので、月曜日にすべての用事を済ませるようにしている。粗大ごみの手続きや歯医者の予約や銀行など。

    時間が足りない。

    ***

    恋人と話し合う機会が増えている。ケンカではないけど、「少し話そうか」といって始まる話し合い。時々、不毛な類のもある。

    籍を入れることになったことや、わたしがバレーとバイトを始めたときから、話し合いの頻度が急激に増えた気がする。おそらく、お互いに環境や生活スタイルの変化、スケジュール増加に、ついていけてないんだと思う。そして、それらの変化の仕掛け人(?)はすべてわたし。

    だから、被害者になりがちで、受け身になりがちな恋人。

    わたしが生活スタイルを変えたんだから、相手に負担をかけさせないために、わたしが合わせなきゃいけないと思い、わたしが疲弊する。

    わたしの用事はすべて趣味範囲のもの。お金だって入ってくるものより出ていくもののほうが大きいほど恋人の趣味はお金が入ってくる類のもの。

    だから恋人の趣味を優先させなきゃいけないと勝手にわたしが思い、家事もすべてわたしひとりで負担しようとしてるのがよくないのかも(手伝ってといえば快くやってくれるのに)。

    わたしがじたばたしていることに、恋人は気付かない。

    恋人は環境の変化に追いつけないし、気付かない。地球変動が起きたら真っ先に死んじゃうタイプ。だから、恋人はいつも同じスタイルを貫く。

    いや、恋人が気付かないのでなくて、わたしが考えすぎで、突き詰め過ぎなだけかもしれない。

    ただでさえ2人の時間が少なくなったのに、何をいがみ合っているんだろうと思う。言い争いは疲弊するだけ。

    解決法を見いだせることや、お互いが考えていることの違いが浮き彫りになりすれ違いが解消することもあるけど、結局は不満を伝えて、まあ仕方ないね、時間が解決するだろうと保留にすることの方が多い。

    ***

    バレーやヨガやバイトなどで、体を使ってるときは、頭を使わないので、とてもいい。頭の中でぐるぐるする思考が止まって、頭が休まる。これはレム睡眠とノンレム睡眠の構造に似てる。

    簿記の勉強は頭をつかうけど、やっぱり「思考」の方が頭をさらに使うと思う。国語より数学より、哲学の方が頭を使うという感じ。

    事実関係の確認とそれに対する相手の考えや自分の考えを整理して、分類して、より良い方法を精査すること。

    感情をおざなりにさせずに、今できることとやってること、今後できそうなことと理想についてを、分けて考えること。

    ぐるぐるする。

    ***

    昨日は阿波踊りの祭りにいってきた。みんなが思う存分、阿呆になっていい日。ハレの日。全力で楽しむ姿に、ぐっとくるものがあった。

    日常と非日常を分けて生活する良さを感じられた。

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    昨日の日記帳に適当に描いた一部分をここに載っけます。
    ヨーイヨイ!

    酔っ払って近況をかいてみる

    ちょっと久しぶりに書いてみようと思う。順番ぐちゃぐちゃでまとまらないと思うから、箇条書きで書いてみるな。

    • 最近とにかく時間がない
    • 横になってぼーっとする間もないので、疲れる。でも充足感はある
    • 恋人は1人の時間が常々ほしかったらしいから、1人の時間を思う存分ぐうたらして、思う存分ごりごり開発に臨んでる
    • 2人とも自分の1人の時間を優先させてるから、結果的に密な2人の時間がとれてない
    • 恋人はなんも思ってないけど、わたしに不満がたまってる現状

    わたしとしてはさみしい気持ちもあるけど、お互いにいいことでんなと思う。
    だけど、「お互いに譲歩」せずに、一方ががんばって2人の時間を作ろうとすると、ひずみが生まれた。つまりわたしが意識的に2人の時間を作ろうとしてた一方で、彼は1人の時間が突然たくさんできたから、ラッキー!と思う存分1人を謳歌してたので、わたしの不満がたまった。

    • その時点で悔しい

    けどこれくらいのバランスでちょうどいいのでは?悔しいけど、わたしが慣れていければいいな。各々がたのしい自分の時間があっての、2人の時間。一緒に住んでるのだから、生活(衣食住的なやつ)を共有するだけで十分(なのか?)

    • バレーもバイトも勉強もたのしい

    バレーはへたっぴだし、バイトも怒られたりクレームつけられたりで散々だけど、あれだけ「時間がたつのが遅すぎる!やることなさすぎてつらい!」と嘆いていたわたしにとって、やるべきことややりたいことがあることは、うれしいこと。簿記の勉強もすごいたのしい!観たい映画も読みたい書籍や漫画や小説も尽きない!時間が足りん!
    「もう8月後半なの?」というセリフを自然と口にしてる自分に酔う。

    • ちゃんとことばや態度で示してほしいと恋人に伝えた

    この5年、恋人にずっと同じことを伝えてるけど、言わなくてもわかると思ってるところがなんとかなりませんかと伝えてる。
    口に出さなくても想いは届くと思ってる。
    わたしが察してやっと成立することは、察する側がつかれるんだよと。
    たとえ昔から寡黙な人だとしても、ことばで自分の気持ちを表すのが苦手でも、表情が乏しくても、人に触るのを極端に恐れてしまう性分だとしても、できる限りでいいから、ことばや、態度や、スキンシップで、伝えてほしい。
    大事に思ってるよとか。ごはんおいしいよ、とか。浴衣を着たら、ニヤッとするだけじゃなく「似合ってるね」とか肩に手を置くとか、手をつないでみるとか。一緒にパンドラで画質の悪いドラマみてるときも、あえてわたしの肩に触れないような体勢で見るんじゃなく(わたしに触れるのがいやなのか?と思ってしまう)、自然な体勢でみるとか。キスするのは100%わたしからなのを98%にしてみるとか。
    自分のまとまらない考えを、わたしに説明してみるよう努めるとか。1人で生活してるわけじゃないんだよ。2人で生活してるんだから、必要最低限のことは教えてほしい。

    人は簡単に変われないから、もしかしたらわたしが傲慢で貪欲なだけかもしれない。恋人に改善要望を出してるつもりが、追い詰めてるのかもしれない。

    各連によって、踊りや浴衣など様々で、連のカラーがあっておもしろい。ついったでふさこさんというわたしの好きな人が笛を吹いてるので去年から参加してるんだけど、阿波踊りみるのおもしろい。飽きない。ふさこさんとも会えたしお話できた。ふさこさん、きれいだった。アザラシ君の実物みてびっくりした。わくどきだった。すごくいいご夫婦で、ふさこさんがついーとするアザラシ君が大好き。
    からあげたべたけど、濃くてついそばにあった氷結を飲んで酔っ払ってる。どんだけ弱くなったのか。でへへという顔でこれ書いてる。

    • 人前式がいいかなと話してる。

    結婚式のことにとぶ。2人とも挙式はしない派だったけど、恋人にここ1年ですごい(量も質も)同僚ができたので、ちゃんとお披露目をした方がいいのかもしれないと頭を悩ませている。
    2人ともキリスト教徒でもないし、神道でもないし金かかるの嫌やなと話しとったんやけど、今朝ブログで人前式がいいという記事を見つけたので、人前式にしようかとLINEで話した。ゼクシィで人前式のできる会場を調べたら300万〜と出て、そっ閉じした。

    久しぶりに酔っ払ったな。なぜかいまアイスココア飲んでる。久しぶりにこんなの飲んだ。とても甘い。


    ハンバート ハンバート "ぼくのお日さま" (Official Music Video) - YouTube

    「いい仕事」とはなんなんやろか

    アルバイトのことです。
    銭湯のアルバイトは、今のわたしにとても合ってると思う。楽しみながら働けるということは、とてもいいこと。

    スタッフさんもいい人が多い。もちろん癖のある方は何人かいて、嫌味をいわれたりいちいち難癖をつけてきて、いやな気分になることもある。
    でもそれに対して「あの人たちの言うことを気にしちゃいけないよ!」と言ってくださるスタッフの方々がいる限り、わたしはやっていける気がする。

    業務内容は、主にフロントで入浴チケットの受け取りやタオルの整理、飲み物食べ物の販売などの細々としたことと、男女の風呂場および脱衣所の清掃業務。

    もちろん男性の風呂場にも、ずかずか入ってく。だいぶ男性の裸にも慣れた。
    男性の中には、これ見よがしに自分の股を突き出してわたしに見せてくるお客様もいるけど、スルーしてる。なんか立派とかそうじゃないものとか分かんなくて、全員同じものにしか見えない。

    スタッフの中で、20代の女性はわたし1人だ。だからか、男湯に入るとギョッとされる方もいる。特に10代後半から30代前半の男性かな〜。気を遣わせて申し訳ないなと思う。

    男性で年配の方は、わたしに優しく声かけをしてくださる方が多い。「がんばってね〜」とか「いつもありがとね〜」など。
    クレーマーのお客様も、どれだけ憤慨してても、わたしが若いからか駆けつけて一緒に謝ったら、少し穏やかになる。「ふ、ふん!次からは気をつけろよ!」とか。
    こういうときは、若いだけで得だなと思う。今のところ、だけど。

    ところが。女性客はそうもいかない。「今時の若いのは気がきかないね!」と、厳しい叱責をいただくことがちらほら。
    特に多いのは「あんた若いんだから、こんな仕事してていいの!?もっといい仕事につかなきゃ!」と言われること。これは正直、キツイ。
    確かに、若い女性が裸体だらけの場所で、みんなの髪の毛や陰毛、汗や痰やツバなどを清掃する仕事に就くことは、年配の方からすると変に思われるのかもしれない。「いい仕事」ではないと思われるのかもしれない。
    みなさんはわたしのためにアドバイス調でおっしゃってくれるので、悪気はないのかもしれないけど(嫌味っぽい人もいるけど)、本当はヘルスケア業界のオフィスワークをしたかったわたしとしては、突き刺さってしまうのだな。

    でも「今はこの仕事がたのしいと思えてるんだから、これでいいんだ」と自分に言い聞かせてます。
    正社員なら「いい仕事」なのかな。オフィスワークの方が「いい仕事」に見えるのかな。自分も知らず知らずの内に、この仕事を見下してたのかな。今のわたしに合ってる仕事こそが「いい仕事」でいいんちゃうかな。


    あと、仕事をしていく内に、男性客と女性客の違いが見えてきておもしろい。男性客は意外とみんな股をタオルで隠して歩いているけど、女性客はあけっぴろげな方が比較的多いこと(わたしが女だから?)。
    男性風呂のトイレの臭いがひどいこと。たぶん男性の方がお通じがいいからだと思ってる。
    女性客の方がシャンプー類でシャワーの場所取りをしがちなこと。これ、地味に困ってる。

    今のところ、日々おもしろい発見があるので、飽きずに仕事してます。

    最近は仕事後に、150mlの小さな缶ビールを飲むようになった。熱い湯けむりの中で作業することの多い銭湯のバイトからあがったあとの、ビールの格別なうまさを知れただけでも、得したなと思う。

    相手と密に時間をとること

    最近、恋人との仲がよくない。
    たぶんお互いに余裕がないから。

    わたしは銭湯のバイトに、不定期だけど主に土日メインで週2〜4程度入ってることと、バレーの練習に週1,2で参加してることによる疲れ。あと午前中に週1〜2頻度で通院してるし、時間に余裕がない。
    あとは感情の波が少し乱れてることもある。もしかすると、わたしが来月に仲の良い男の子と2人でごはんに行くことがいやなんだろうか。

    恋人はこの前、夜中にサーバメンテナンスをしていて、朝方まで起きてたことによる疲労と、最近根を詰める作業が続いてたこと、そして会社のごはんが続いてて帰りが遅くなってることが主な原因だと推測。帰りが遅くなると、起床時間も遅くなって、わたしとのすれ違いが多い。

    わたしは、仕事やバレーによる疲れをヨガで癒したいから、夜はヨガへ通ってることもあって、2人の時間がほとんどとれていないことも、不仲の原因の1つなのかも。

    こんなに2人の時間が取れていないことは、付き合って5年の中で初めてかもしれない。
    2人の時間というより、2人が密に話す時間が取れてない。時間の長さより、どれだけお互いがお互いに興味をもって話す時間がとれるか。

    そうなると、わたしが恋人へ冗談をいっても冗談にとられずイライラさせてしまったり、恋人がだんまりを決め込む(黙るし声も小さくなるし反応が乏しくなる)とわたしがイライラしたりする。

    今までなら、ケンカしても当日中に仲直りしてたんだけど、お互い疲れてるから話し合いをする前に寝てしまって、案の定、翌日もぎこちない感じで接することになる。

    よくないよな。


    共働き世帯はこれが普通のことなんだろうけど、うちはうまくいかないな。

    まだこの生活は始まって1週間程しかたっていないから、これから慣れていくのかもしれないけど、落ち着ける場所である家がストレスの場であることは、少しの間でもつらいものだな。

    わたしがもう少し予定を減らして調整した方がいいのかなと、今これを書いていて思った。
    週末のどちらかは2人であてもなく1万歩ほど散歩することが習慣だったので、それを作ることから始めてみようかな。

    難しいな。来月もわたしに外せない予定がいくつかあって、ただでさえちゃんと遂行できるか不安があるのに、恋人とこの状態が続くとなるとこわいなと思う。

    早めに対処していきたい。