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  • ヒリヒリする

    恋人と離島へ旅行に行ってきた。

    キューバダイビングをした。 海は透明度が高く、カラフルな魚がたくさんいた。わたしはライセンスを持ってるので、耳抜きに苦戦したり浮力調整がうまくいかずもがいてる恋人を放っておいて、水の中を浮遊しながらひたすらぼーっとしてた。

    海の中はとても静かで、時間がゆっくりと流れる。レギュレーターからこぼれる自分の吐いた空気が泡となって、水上にのぼる過程をじいっと眺める。だんだんと自分の呼吸もゆっくりになる。 水面からは、東京では浴びられないほど強い日差しが照りつけてるのが分かる。イカナゴの大群が泳いでるのが見える。

    キューバはハイソなレジャーだ。ライセンスは大学で安くとれるコースがあったから取得できただけ。多額の金を払ってわざわざ呼吸のできない場所へ呼吸をするための重い機材を背負って行く。毎年できる類のものではないけど、お金がたまったらまた行きたいと思わせる何かがある。

    それからマングローブの中をカヌーで渡ったり、滝つぼダイブしたりした。

    あれほどくたくたになったのは久しぶりだった。ホテルに帰ったら泥のように眠った。

    日焼け対策もバッチリだったはずなのに、頬がひりひり痛い。でも、それすらも楽しい時間を過ごした証のような気がして、悪くない気分だ。