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  • 実家最終日

    めいっこを祖母に預けて、中学の友だちとごはん食べてきた。

    その中には、昔いじめてきたSちゃんもいた。
    妄想の中で何度殺したか。首を絞め殺したいし鉄板で殴り殺したいし、剣山で八つ裂きにしてやりたかったSちゃんだったのに、今日会ったらまったく普通の、おんなじようなことで悩んでる女の子だった。
    見た目はかなりのギャルで、口はかなり悪かったのだけど。一生懸命毎日生活してる感じが伝わった。

    くだらんこと話して、わあわあ言って帰ってきた。
    当時のSちゃんへの憎悪や恐怖感は、いったいなんだったんだろう。今から考えると、あの感情は扱いが難しく、思い出すだけで鉛を飲み込んだような、どす黒いものだった。

    それから、わたしに適当に話したり受け流す力みたいなのがいつの間にか養われてたのかもしれん。
    前はもっと他人が発する一言一言について吟味して考え込んでた気がする。「あの子が言ってたことは本当はこういう意味だったんちゃうか」とか。
    年齢を重ねたゆえに、今だからできる会合だった気がする。

    ***

    帰宅後、めいっこを寝かせた。
    めいっこを寝かせるのはわたしが担当だ。だいたい昼と夜に、iPhoneアプリでオルゴールを聴かせながら歌いながら、抱っこひもで寝かせる。たいてい10〜60分ほど抱っこする。

    ギャン泣きしてる状態から寝落ちするまでのめいっこの変化がおもしろい。
    わたしはきらきら星を盆踊り調で歌ったり16秒子?、36秒子?とか、リズムを変えながら歌う。
    階段昇り降りしたり、外にでてアマガエルやウシガエルの大合唱を聴かせたりする。
    だんだん手がぬくくなってきて、鼻をわたしの胸にこすりつけてきて、目をこすって半目になり、ぐーぐーいう。

    やっぱり抱っこする時間が長いと、腰や肩が痛くなる。でも腰に負荷がかかるときはドローイング(腹筋に力を入れる)すると腰への負担が軽減されてよいらしい。こういう豆知識はピラティスで教わった。ピラティスありがたや。


    実家に帰ってから、情動が穏やかで、ありがたい。家がたいへんなことになっても、めいっこ連れて逃げたりして、気分転換したりできた。
    めいっこが家族の緩衝材になった。めいっこ、悪いなあ。ありがとうなあ。
    明日は姉夫婦にめいっこを返します。姉夫婦は新婚旅行、楽しめたかな。

    ***

    家に戻っても、この穏やかな気持ちは続くかな。反動で恋人にあたらないか心配。めいっこからおすそ分けしてもらった、このふわふわした感じを忘れずに、明日からまた生活していきたい。

    寝る。